◎開催報告:2021年2月ダブルケアプチ勉強会をオンラインで開催しました!
事務局の高安から2021年2月のダブルケア勉強会の開催報告をお送りします!ご参加くださった方、応援してくださっている方、いつもありがとうございます。
今回の勉強会には、年齢性別・ケアの種類や状況など、多種多様な方々がご参加くださり、それぞれの簡単な自己紹介後に、それぞれが相互に聞いてみたいと思ったことや、ご感想などをお話いただきながら、あっという間の90分でした。
今すぐ重篤な多重ケアからなんとか手立てを打ちたい、というよりは、少し落ち着いている・少し先の話だけれども情報収集したい・ダブルケアを終えてみんなと話したい、といった方々のご参加でしたので、具体的な支援の手立てというよりは、「私たちの心構え」のようなお話を、参加者の方々のお話を聴きながら、それぞれにぐるぐると考えるような時間になったのかなと思います。
これは私にとって印象深かったキーワードですが、例えば、こんなお話がありました。
・ダブルケアや支援を長年続けてきて自分が空っぽになってしまった
・終わりの見えないケア
・「誰かのため」から、どう「自分自身」を生きていくか
・ケアをめぐって家族や親族間が不仲になったことがあり、今後はそのようなことを繰り返したくない
・極論を言うと、恩は親に返さなくていい、次の世代におくればいい
・親子が疲弊しきるケアを経験したことで、それはどうなのかという思いがある。親子が尊厳を持てる距離を持つことも大事。
・ケア(特に介護)は深刻で重くとらわれがちだが、生活の一部だと明るく捉えられると思っている。明るい面がある。
・育児が当たり前な男性、ケアが身近な男性が増えていることに嬉しい驚きがある。ショッピングモールのオムツ交換ベッド数台で作業していたのが全て男性だったことも。
・育児ネタで盛り上がる男性をよく見るようになった
・ケアの話は、男性同士ではまずしないという感じがあるけれど、振ってみたら、意外と関心があるかもしれない
・同じ状況を生きる仲間に出会いたい
・ケアのことを話そう
・・・他にもいろんな話はあったのですが、印象深かったこととして、まずはここまでをシェアさせていただきます。皆さんは、どう思われますか?
ケアって、いろんな側面があるなあと思います。ケアをめぐる状況や内容や考え方も多種多様です。今日は私の切り取り方で書いてしまいましたが、本当はもっと違う意味でもお話くださっていると思います。
ここ最近は、
ケアのことを話そう。
ケアのことを話していい。
そんなテーマが続いているように思います。
コロナ禍で繋がりや社会のあり方が変わり、不安や鬱屈に押しつぶされそうな時に、みんなで少し空気を入れ替えるような、そんな場になっていたらなあと思います。
さて、これにて今年度のプチ勉強会は一旦一区切りです。来年度もこうした集まりも開催していきますが、アナウンスまではもう少しお待ちください。
また、個別のご相談やSNSなどでの情報交換はいつでも動いています。困っていること、相談したいこと、いつでもご連絡くださいね。事務局高安